変形するLG WINGと楽しい変態生活をしよう

投稿日時:05/14/2022

更新日時:05/17/2022

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え~、とうとう買ってしまいました。𝑲𝒊𝒏𝒈 𝒐𝒇 𝑯𝑬𝑵𝑻𝑨𝑰と悪名高いLG WINGを触ってみたり遊んでみたりしたいと思います!!!

まずLG WINGを知らない人のために簡単に説明すると、「変形する2画面スマホ」です。

何を言っているんだ...?スマホは1枚板で変形しないしそもそも画面は1つしかないぞ???
と思うかもしれませんが、その常識をぶち壊すのがLG WINGなんだよなぁ。

フリマにて39000円(だいぶ値下がったね)で手に入れたので、どこが変態なのか開封して見ていきましょう。

開封・付属品

購入したものは箱付きで付属品もそろっていました。
でけぇ!ずっしり重いしこいつは只者じゃない...!国内であまり見ない韓国キャリアロゴがあってちょっと興奮。

Snapdragonのロゴも箱ではあまり見ないっすね。

ご対面!フィルムにいろいろ書かれてる。ここまでは割といつも通り...?

専用のハードケースやUSB-Cのイヤホン、フィルムまで同梱されてた。

エッジが効いたスタイリッシュな外観

この個体はオーロラグレーです。ほんとはイリュージョンスカイが良かったんですが、たくさん出回ってるものではないので致し方なし。

ディスプレイ面

6.8インチの大画面で縦長な有機ELディスプレイを搭載しています。60Hzなのが心残り。

側面がラウンドしてて美しいです。

圧倒的大画面!

インカメラどこいった???ノッチもパンチホールもないんです。

光学式の画面内指紋認証を備えます。速度はまずまず。

背面

見事な鏡面仕上げで、自分の顔が映ってないか気をつけながら撮影してました。指紋が滅茶苦茶付きます。

カメラ周りは四角い出っ張りの枠に、縦に3つさらに出っ張って並んでいます。結構好み。

側面

右側面は一般的なAndroidのボタン配置。

左側面にSIM&microSDスロット。

この配置のスロットは初めて見たかも。

下側面にスピーカーUSB-Cマイク。イヤホンジャックはありません。

上側面にはマイクだけかと思いきや怪しげな部分が...

ケースをつけた

付属のケースをつけてみた。本体だけでも260g(え?)、さらにケースの重量が加わり重 す ぎ る!

表面裏面のエッジで多少持ちやすくなってるけど。手首腕の筋トレにおひとついかが?

スイベル機構で変形する!

変形します。そうです文字通り変形します。男の子が大好きなアレです。

見てくださいよこの華麗なる変形を!
シュコッという音とともに、縦の画面が回転しながら横になり、翼を広げた鳥ような真の姿を現しました!!!

そして下からもう1枚ディスプレイが現れたではありませんか!3.9インチの有機ELになってます。

もうね、存在感が正気の沙汰でない。こんなん電車の中で使ったら1000%注目の的に決まってるじゃないですか。

→電車で使った。注目が集まったかはわからんけど楽しいww

ちなみに裏はこうなってます。

この仕組みを実現するために、油圧やバネの力を使ってるそうです。
こういうガラケーあったよなぁ(しみじみ)

もうひとつ変形するぞ

変形はそれだけじゃないんです。インカメラを起動してみると...
隠れていたカメラが生えてきました!

かつてレビューしたMi 9T(過去記事)で見たポップアップ式のインカメラですね。Mi 9Tとは違い、光らないし顔認証で使えないのは残念ですが...

これがLG WINGの最終形態だ。何もかもが変態すぎて、スマホとはいったい何だったのか、分からなくなってきた…

サイズが違う2つの画面をどう使う?

サイズの異なる画面が2枚あるわけで、いろいろ使い方があります。

この変態仕様に合わせて、スイベルホームという専用のランチャーが用意されてます。

下画面の上部を下にスワイプするとコントロールセンターが出てくるんですけど、ちょっと変わってたので紹介。

同期のチェックを外すと2画面個別に明るさ変えられたり、ボリューム調整、上画面を下画面にとその逆(上下入れ替えがほしかった)、タッチパッド、下画面のロックなどできます。
上画面+タッチパッド
タッチパッドで上画面をマウス操作。これいる?

動画視聴+再生メニュー

YouTubeは対応アプリのため、メインで動画、サブで再生メニューを操作できます。動画視聴に関してはモノラルスピーカーなのが残念すぎる。

動画視聴+Twitter

Prime Videoはサブの画面に触れると再生が停止してしまうため、タイムラインが自動更新されるTweetdeckで代用。

Twitter+なにか

通常の持ち方だと縦の領域が足りなくなりがちなので、90度回転したこれが1番使いやすい。

ギリギリ片手操作できて、調べ物したり音楽再生のコントロールしたりします。楽しすぎるって。

ゲーム

対応するゲームならサブのディスプレイにマップなどUI表示されます。

対応してないゲームでもゲームツールを表示できます。

ゲーム+ゲーム

スマホゲーが好きならこんな組み合わせも考えちゃいますね!

しかし、LG WINGに搭載されているのはミドルレンジ向けのSnapdragon 765Gなので、ゲーム同時起動はかなりキツめだし、重量級ゲームも快適ではないです。軽めのゲームしながら調べものするくらいが現実的。

2画面は便利だけど

2画面あるのは良いけど、性能面や特殊な画面比率で制約が生じてる気がしたんです。

結局はスマホを2台持ちか、ハイエンドSoCを積んで同じ画面を2つ並べたG8XやV60の方が使い勝手が良いような。

しかしながらやはりLG WINGはそのスイベル機構にこそ価値があるわけで、このようなLGの挑戦的な姿勢を評価するべきでした。(WINGが致命傷になったのかしらんけどLGはスマホ事業から撤退)

バッテリー周り

バッテリーは4000mAh。765Gなので減りは穏やか。もちろん変形すると減りは速くなります。充電はPD18Wなので普通。

カメラ

64MP標準のOIS付き広角カメラ、13MP超広角カメラに加え、12MPのスイベルモード時にビデオ撮影用の超広角カメラを備える3眼構成になってます。
あの…?望遠が2つならまだわかるけど超広角が2つってなにこれ!?

作例





暗めなシーンでもいい感じ

HDR性能はびみょ

スイベル撮影モード

通常のカメラモードだけでなく、スイベルモードにすると専用のビデオ撮影モードが現れます。
これは本物のジンバルのように撮影できるジンバルモードです。

強力な手ブレ補正が効いたりパンを変更でき本体が回転しても水平を保てたりよくできている一方、1080pの30fpsまでしか撮影できません。

デュアル録画モードでは最終形態になります。

まとめ

いいところ

✅とにかく楽しい変態スイベル構造はLG WINGだけ
✅さらにポップアップカメラの超ド変態仕様
✅縦長大画面はブラウジングが捗る
✅何気に写真の写りが良い
✅スイベルモードと動画専用超広角カメラを活かしたジンバル撮影

気になったところ

💔SoCが765Gのせいでせっかくの2画面をフル活用できない
💔2画面あるけどそこまで使いやすくはない
💔リフレッシュレートが60Hz
💔重い!分厚い!デカい!
💔モノラルスピーカー

感想:変態ギミックが楽しすぎた!実用性は…

あまりにも尖った変態なので使う人をかなり選びます。...というかLG WINGに実用性を求めてはいけない気がします。

上でも言ったように実用性重視なら、スマホを2台持ちか、G8XやV60のDual Screenを使ったほうがいいはず。

しかし実用性はなくとも、スイベル構造にポップアップカメラという最高峰のロマンあるギミックが2つも搭載されている楽しすぎるスマホはLG WINGだけなのです。

こんな変態スマホをまじめに製品化したLGはすごい、撤退しちゃったけどね。

LG WINGはスマホ界の伝説として語り継がれるでしょう。

最近はフリマアプリなどで安く取引されているので、変態スマホ愛好家は1度触ってみては?

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