2021年上半期最強スマホカメラと評判のVivo X60 Pro+の実機を京東経由での輸入に成功しました!!!
もう既に次期X70系列が発表されちゃいましたが、今更ながらカメラ全振り変態スマホを基本スペックや写真の作例も交えつつレビューしてみたいと思います。
購入動機・方法
そろそろカメラつよつよフラッグシップスマホ触ってみてぇッッ~~~ってなったのでTwitterのTLによく流れてくるこのスマホが目に留まりました。
ちょうど京東の6.18セール期間で値段が下がっていてこれはチャンスだと思い購入を決意。
京東のクレカ登録に苦戦しながらも最終的に配布されてた10%offクーポンが適用できたため日本円にして送料込み¥71282という破格の値段で入手…!
しかもネックバンドBTイヤホンもおまけで付いてくるという激アツ展開に。
一方でVivo Y20が空港で爆発した事故があったためVivo端末は空輸が制限されているのではという懸念がありましたが、なんか6日で普通に届きました(??)
京東マジ速すぎる… 今回はたぶん本当に運が良かったんだと我ながら思う。
箱潰れも少なく非常に丁寧な配送でした。おまけのイヤホンも一緒に梱包されてました。
もちろんFedExでの配送なので輸入消費税と手数料がしっかり請求されまして購入に掛かった総額は¥75482でした。
開封・付属品
もうこの箱だけで最高ッ…!
ZEISSロゴに表面にはざらざらの加工がしてあってこれから開封するスマホはただのスマホではないということを感じさせられる。
𝓞𝓟𝓔𝓝 あああああああかっこよすぎますううううううううう!!!
X60 Pro+の文字のところとか...なんかその...すごい凝っててヤバい(語彙力)
本体の下。すごくきれいに収まってました。
付属品は透明のハードケース、USB-Cイヤホン(USB-C to 3.5㎜変換ケーブル入り)、55W対応ACアダプターなどとても充実していますね。
液晶保護フィルムも貼ってあります。ワイはそのまま使っています。
外観・デザイン
開封フェチなのでつい箱の紹介に力が入ってしまいました... 気を取り直してここからは本体の魅力について見ていきましょう。
ディスプレイ面
6.56インチ真ん中パンチホールの有機EL湾曲ディスプレイ。120Hzに対応し究極にヌルヌル。
画質はFHD+ですが、電池持ちを考えれば悪くないし、QHD+だったとしても違いを大きく感じられるわけでもないので必要十分です。
背面
ダークブルーのヴィーガンレザー。手になじむ質感でケースなしで使いたくなります。(逆にこの手の端末はケースをつけると絶望的にダサくなります...)
カメラ部分にはZEISSのロゴあり。レンズがデカすぎる。
側面
レンズはそれなりに出っ張ってます。本体のフレームは金属製。色が好き。
右側面には音量ボタンとワッフルみたいな滑り止め加工がされた電源ボタン。一般的な配置で非常にいいですね~
左側面にはなんもなし。
Vivoロゴの刻印もあり。下側面にはUSB-Cポートとマイク、SIMカードスロット(nanoSIM×2)、スピーカーがあります。誠に残念ながらデュアルスピーカーではございません。
上側面にはマイクと“𝖯𝖱𝖮𝖥𝖤𝖲𝖲𝖨𝖮𝖭𝖠𝖫 𝖯𝖧𝖮𝖳𝖮𝖦𝖱𝖠𝖯𝖧𝖸”という印字がされています。いや最高。
重量191g、湾曲ディスプレイのおかげで、今期のフラッグシップの中では持ちやすい部類に入ると思います。素晴らしいサイズ感!
使い始めるための儀式
Playストアのインストール
当然ながら中国国内モデルのためPlayストアをインストールする儀式が必要です。
realmeの時はブラウザから直接APKを落としましたが、Vivoの場合はV-AppStoreに用意されているGoogle搜索アプリをインストールするだけで一緒にPlayストアのインストールが促されます。
こっちの方が簡単だし安全そう。
フォントの変更
もう一つやっておきたい儀式がフォントの変更ですね。デフォルトのフォントだと少し違和感があるので、テーマアプリからもう一つの方に変更すると自然になります。
SDM888&120Hzディスプレイで極ヌル!
今年最高峰のSnapdragon888にメモリは8GB(+メモリ拡張機能アリ)。Antutuスコアは驚異の80万点超え...
普段使いでは完全にオーバースペックだけど120HzディスプレイもあってTwitterなどのスクロールは本当にヌルヌルで感動モン。これぞフラッグシップですよぉ!
PUBGの設定はスムーズ+90fpsが選択可能!ヌルヌル!!!最高設定はFHD+ウルトラ。さすが888。
原神も快適にプレイできます。ただし888全般に言えるけど長時間プレイは向いてないと思われ。
10分程度で発熱を感じはじめ、20分程度でアチアチになりフレームレートが安定しなくなります。放熱は上手らしく5分程度あれば常温に戻ってまた快適にプレイできると思います。
ゲームの補助機能はけっこう豊富。
電池持ちと55W急速充電
電池持ち
バッテリーは4200mAhです。他のフラッグシップより少ない容量ですけど、容量を削ったことで191gの軽さを実現したんだと思います。
電池喰い虫、アチアチアチと悪名高い888ですが重い処理や長時間の負荷を避ければおとなしい気がします。外出しても1日は余裕で持たせられるでしょう。
それでも省電力モードなどアイドル時でもほかのSoCより燃費は良くないですね。もちろんゲームやカメラを使ってるとあっという間に減っていきます。
充電
そんな電池持ちを補ってくれるのが最大55W対応のVivo Flash Chargeです! 付属のACアダプターとケーブルを使えば1時間以内で充電が完了します。
ワイヤレス充電には非対応。
爆速生体認証
指紋認証は画面内です。下の方にあるのでちょっと押しずらいですけど、精度もよく爆速で認証されます。画面が完全にオフの状態からでも認証可能。
顔認証はインカメを使ったタイプでもちろん爆速。
ロック解除に関しては不満無し!
ZEISS超弩級四眼カメラ
お待たせしました!カメラの時間です。
レンズにはドイツの老舗レンズメーカーZEISSのT*コーティングが施されていて、レンズフレアやゴーストの発生を防ぐ効果があるそうです。上から順に見ていきます。
ジンバル内蔵超広角
一番上はジンバル内蔵48MP超広角カメラ(114°, 14mm, f/2.2)です。センサーはSony IMX 598(1/2.0-inch)が搭載されています。
中のレンズがグリグリ動いて手ぶれを強力に防いでくれます。動画や夜間の撮影にも大きく貢献します。
巨大センサー搭載メイン広角
真ん中は50MP広角カメラ(23mm, f/1.57)です。Samsung ISOCELL GN1(1/1.3-inch)というスマホとしては巨大なセンサーが採用されています。強力なOIS(光学手振れ補正)も搭載。
低照度な環境であっても明るく撮影することが可能です。逆に明るすぎるくらい()
人の目に近く使いやすい2倍望遠
左下は32MP2倍光学望遠カメラ(50mm, f/2.08)です。センサーはSamsung ISOCELL GD1(1/2.8-inch)が搭載されています。OISは無し。
50mmという画角は人間の目に近いと言われており、Vivoはこれをプロポートレートレンズと謳っています。
人物を撮らないオタクにとっては物撮り用カメラとして優秀だと思います。
しかし、この2倍望遠、被写体に近づきすぎたり暗い環境だと勝手に超広角カメラでの2倍デジタルズームに切り替わってしまうため、ちょっと癖があるかも。
ソフトウェアが積極的に使ってくれないです。2倍デジタルズームも普通に優秀ではあるけども。
最大60倍光学5倍望遠
最後は右下の8MPペリスコープ式光学5倍望遠カメラ(125mm, f/3.4)です。センサーはOmniVision OV08A10(1/4.0-inch)。OISあり。
最大60倍のハイブリッドズームで遠くのものを撮影できます。
60倍はさすがに粗くてきつそうです。
写真作例
写真が上手なわけではないので参考になるかはわからんけど作例を一気に載せていきます。※掲載のため圧縮されています
緑の味付けは濃いめ。
ボケがすごい
飯テロ注意
明るい場所なら得意な5倍ペリスコ
暗い場所でもちゃんと画になります。
夜景モードの暴力。これは明るすぎw
星空を適当に手持ちで撮影したけどちゃんと写っててびっくりしました。三脚モードあるのでそろそろ三脚用意して挑戦したいですね。
追記2021/09/20:ここからは三脚を使って撮影してみました。圧縮せずにそのまま画像を上げています!画像を新しいタブで開くと拡大して見られます。
三脚に固定して星空モードを使えば幻想的な星空を撮影できます。撮影にかかる時間は50秒ほど。
夜景と組み合わせたとしても星空を捉えられています。楽しくなってきちゃった。
月の模様が鮮明に撮影できてて大満足です。塗り絵感はあるけど8MPの60倍デジタルズームにしては頑張ってます。
(ソフトウェア処理で模様をつけているらしい)
動画
広角で最大8K30fps、広角超広角共に4K60fpsで撮影できます。ジンバル内蔵は伊達じゃなく、ぶれを物理的に打ち消してくれる。
カメラまとめ
このスマホで取った写真はほかのスマホで取ったものと比べて格が違う気がします。
背景のボケ具合というか...ダイナミックレンジの広さというか... ほかのフラッグシップを差し置いてX60 Pro+を買ったのはそこに惹かれたからなのかもしれません。
しかもレーザーAFのおかげかピントの迷いがない上に夜間の撮影の処理も爆速でとにかく撮影で失敗することがないなと思いました。
贅沢なカメラ構成とソフトウェアの優秀さでほんまにスマホのカメラですか?みたいな写真がいっぱい撮れます。
もはやスマホの機能が付いたカメラですといっても過言ではありません。
ポップなOrigin OS搭載で自分だけのスマホに
最後に独自UIの部分を少しだけ紹介して終わることにします。
中国国内向けモデルにはOrigin OS 1.0を搭載。(グローバル版にはAOSPに近いFunTouch OSを搭載)
ほかの中華UIに比べても個性的な機能が多く、アホほど自分好みにカスタマイズできます。いろいろなスマホを触ってきたオタクにとっても新鮮で楽しめるUIになってます。
ホーム画面
特徴的なのはホーム画面。対応するアプリアイコンのサイズを1マス、横2マス、縦2マス、4マスに自由に変更できます。
アルバム、天気、音楽などのウィジェットはコアコンポーネントと呼ばれ、アプリを開くことなくその場で様々な情報にアクセスできるギミックを持ってます。通常のウィジェットはOrigin OSホームには配置できません。
ムードキューブアイコンをタップすると壁紙など気分に合わせて瞬時にカスタマイズできるパネルが登場。通常のAndroidホームへの切り替えもここからできます。
スーパーカードパック
右下の端からスワイプすると、カメラや支払いのショートカットにアクセスできます。デザインも変更可能。
無限弄れるアニメーション
アニメーションの効果だけで個別に設定項目が用意されていて、指紋や顔認証から充電中やUSBの挿入に至るまでとても細かいアニメーションも無駄にカスタマイズ可能です。
通知が来ん
注意としては通知が来ないことで有名らしいです。ワイはサブでカメラとして使ってるので全然気にならなかったけど。Twitterは落ちる。
まとめ
✅良いところ
✅死ぬほど強いカメラ
✅最高峰のジンバル手振れ補正
✅スナドラ888&120Hzの極ヌル
✅とにかくカッコイイ外観と持ちやすさは唯一無二
✅たのしいOrigin OS
✅ロマン
✅変態
💔気になったところ
💔モノラルスピーカー
💔無線充電非搭載
💔888の発熱と電池持ち
💔望遠カメラは控えめ
💔通知はこないしTwitterは落ちる
感想:取り回しやすいロマン満載な変態モンスターカメラ
入手性や通知などの問題から万人におすすめはできないものの、ZEISSジンバル内蔵大型センサー搭載などロマン満載な変態モンスターカメラを、今年のフラッグシップでは比較的小柄な筐体に収めていて取り回しのしやすくなっているところが魅力の一台でした。
ワイはまだまだこいつのカメラ性能を100%引き出せていないのでいろんな場所や環境に行って撮影をしてみたいです。
新型のX70系列が発表されたことで資金があればもちろんそちらに流れると思うけど、X60 Pro+は相場が下がってくるだろうし十分すぎるくらい綺麗に撮影できるので今からこっちを選んでも悪くないかと思います。