LinkBuds S 1度で3度おいしくていいとこ取り【レビュー】

投稿日時:09/28/2022

更新日時:03/24/2023

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SONYがおくる、ながら聴きイヤホン第2弾、LinkBuds Sを購入して使ってみました!

LinkBuds Sは究極のながら聴きを実現した先代LinkBudsとは違い、使い勝手や音質のとの両立を追求したモデル。

価格は¥22000(購入当時)。2万円を超える高級TWSは初めてなので、どんな体験なのか楽しみです。

開封・付属品

開封が楽しいガジェットは良いガジェット。

開封

環境に配慮された紙でできたパッケージでした。

保証書飛び出てる家電よくあるけどなんなん?

外装をはがしていく。なぜかわくわくしてきた。

ぱかり

本体とご対面。

中身を引っ張り出したところ。引き出しになっているのがとってもおもしろい。

付属品

本体のほか、イヤーピース4セット(Mサイズは装着済み)、USB-Cケーブル、紙類が付属します。

余計なものをそぎ落としたデザイン

充電ケース

とても手触りが良くて小さいので手になじみます。横長で自立します。

背面にはペアリングボタンとUSB-C端子。

正面に充電ランプが一つ。フタはバネで跳ね上がらないタイプです。

イヤホン本体

ころっとした感じで小さめです。マイク部分には風防のメッシュがついてます。

派手な装飾はなく、日常のファッションに取り入れやすいと思います。

装着してみる

小さくて軽い(それぞれ4.8g)し、痛くなるような突起も特にないのでずっとつけてられます。

もちろん装着検知にも対応。

接続する

Google Fast Pair対応なのでペアリングはすごく簡単です。

うまく行かなくてもケースのボタン長押ししてデバイス一覧から選ぶだけ。

接続先を切り替えるときは、切り替え先の端末から選んであげるだけです。

複数デバイスでシームレスに切り替えるマルチポイントには非対応なので注意。
ファームウェア更新でマルチポイントに対応しました!!!

設定アプリはSONYのHeadphones Connect。初回接続でインストールを促されたと思います。

ノイキャン・外音取り込み

ノイキャン

体感8〜8.5割くらいの音量がカットされてて、かなり強い。強さは調整できません。

有効にしたときの耳への圧迫感もとくになかったです。

外音取り込み

外音取り込みに切り替えると、まるで耳に何もつけていない感覚で結構自然です。

取り込みの音は調整でき、大きめにすると音楽を掛けてても外の音がよくわかります。

「ながら聴き」というコンセプトをしっかり体現できてると思います。


ノイキャン外音取り込みともに、外側のマイクについた風防のおかげで、風切り音を軽減できてます。

操作

タッチ操作で、コントロールのグループを左右それぞれに割り当てることもできます。

外音コントロールがワンタップなのはかなりいい!

音質

上位モデルWF-1000XM4と同じ統合プロセッサーV1を搭載することで、クリアな高音質を実現しているそう。

接続方式やDSEE Extremeの効果で音に違いが出てきます。

イコライザーも調整可能。イヤホン本来の音で十分楽しめたので調整は不要でした。

音質の感想はあくまで個人的な感想なので参考程度に…

接続優先

AACかSBCでの接続になります。(SBCになることはほとんどない)

5mmの小さなドライバーなので迫力で殴ってくる感じではないけど、それなりにパワーはある。

どの音域もフラットに出ていて長時間聴きやすい。少し音がざらつくのに気づいたけど、これが無線の限界なのかも。

逆にずっと使ってたFreeBuds 4iが割と肉薄してたことに驚いた。

音質優先

LDAC(iPhoneではAAC)での接続になります。

LDAC接続ではこのイヤホンの本領が発揮され、無線の限界を超えた。

つまり聴きやすいフラットな音に、有線イヤホンに近い繊細さがプラスされた。

声の質感をはっきりと感じることができ、金属音が楽しい。どこかの空間で聴いているような感覚。

LDAC完全になめてました…

DSEE Extremeについて...

AIによって曲を解析し、ハイレゾ級の音質にアップスケーリングする技術。

source:sony.jp
AACとLDACで両方試してみて、確かに音質と臨場感の向上を感じ取ることができます。

しかし、LDACのときにデジタル加工した不自然さを少し感じました。

完全に好みの問題だけど、個人的にLDAC単体のほうがボーカルなどがまっすぐ聞こえて好きです。

余談ですがLDACでもDSEEを有効にするには、Android端末の開発者オプションからBluetooth オーディオ サンプルレートを48.0kHz以下に設定してあげます。

LE Audioに対応予定

最新のBluetoothオーディオ技術「LE Audio」に対応予定だそうです。

このイヤホンの音質や使いみちが広がりそうで楽しみ。

至れり尽くせりなのだけど...

便利機能が爆盛なんですが、使うか?って言われると正直首を傾げちゃいます。

刺さる人には刺さると思うので一応紹介します。

音声アシスタント連携

一番便利そうなのだけど、イヤホンつけてアシスタント呼び出すシーンが思いつかない…

360 Reality Audio

デモ聴いて空間オーディオ技術すげーってなったけど、対応サービスが少なすぎる。

アダプティブサウンドコントロール

行動や場所によって外音コントロールなどを自動で切り替える機能。

位置情報取るのでスマホの電池もちに影響しそう。

その他外部アプリと連携

ながら聴きを促してくれそうな外部サービスを利用できます。


ただしこれらが有効の場合、LDACによる高音質再生は無効になってしまいます…

実際につかってみて

LDACの代償

LDACはBluetoothの力をフルで発揮して高音質を実現しているので、主に3つの代償を背負うことになります。

source:sony.co.jp
高消費電力(端末側の電池の減りも激しくなる)、高遅延(1秒程度らしい)、不安定(途切れやすい)

大いなる力には大いなる代償が伴うんですね…

それでも、もう戻ることはできない。LDACのことが好きになってしまったから…

音が飛びやすい?

駅など人が多い場所で音が飛ぶ回数が、他のTWSと比べて多かったです。

音質優先(LDAC)では上記のとおり仕方ないにしても、接続優先にしてもなお途切れることがあった。

電池もち

接続方式や外音モードによって変わってくるけど、短いなと思うことはほとんどなかったです。単体で6時間程度持つそうです(AAC,ノイキャンON)

ヘビーな使い方でなければケースの充電も1週間に1回程度でした。

充電はUSB-Cのみで、残念なことにワイヤレス充電は無し

残量確認について

LEDの色が変わって知らせてくれるのはいいけど、点滅の間隔での表示はとてもわかりにくい。

スマホ側からならケースの細かい残量を確認できた。

Android 12以降のウィジェットでも確認。これは非常に良き!!!

通知で充電のアラートもしてくれる。

まとめ

いいところ

✅コンパクトで使いやすい
✅音がいい
✅ノイキャン&外音取り込みが優秀
✅疲れにくい
✅スマホから残量確認しやすい

気になったところ

💔フタがバネで跳ね上がらない
💔人が多い場所で音が飛びやすい
💔便利機能がピンポイント
💔LEDランプが少し分かりづらい
💔マルチポイント&ワイヤレス充電非対応

感想:1度で3度おいしい

ながら聴きを求めた手軽な使いやすさに、優れたノイキャンと音質が合わさった1度で3度おいしいワイヤレスイヤホンでした。

欲しい機能がだいたい揃っていて、ほとんどの人が満足できる出来だと思います。

さらなるロマンと音質を求めてWF-1000XM4か、使い勝手のよさが光るLinkBuds Sか。

どちらを選ぶかは人それぞれでどちらも後悔ないと思うけど、価格に対する満足度が高かったので後者を選んで良かったです。

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