エッジディスプレイのスマホ使ってみたいな~って思ったこと、ありませんか? 今まで一度もエッジディスプレイのスマホを使ったことがなくて唐突にそう思ったので中古でいい感じのエッジディスプレイのスマホがないか探してみました。
すると激安になっているTCL 10 ProのAランク品をじゃんぱらで発見し、購入しました。
フラッグシップ級の本体デザイン、お得意の美しいディスプレイ、TCL独自の便利機能、などほかのメーカーのスマホにはない独特な魅力をレビューしていきます。
開封・付属品
The格安スマホ的なパッケージ。
側面にはおおまかなスペックがかいてあります。
いきなり本体
内箱と下層、SIMピン
内容物は本体と、紙、TPUケース、ACアダプター、USBケーブルが入ってました。
外観・デザイン
うひょ~~ 正面は両端が湾曲したディスプレイが美しい。
背面はすりガラスでフラッグシップな雰囲気ただよう上質なデザイン。緑色めちゃんこかっこええ!反則でしょ。
カメラ部分にフォーカス。カメラ部分が完全にフラットなものは今どきのスマホにおいては絶滅危惧種になってるとおもいます。フラッシュは2つ装備。
右側面。ほっっっっっっっっっっっそ!表と裏のガラスがどちらも湾曲してるおかげですね。電源ボタンと音量ボタンがあります。
左側面。この銀色のボタンは機能の割り当てができるスマートキーです。
上側面。マイク穴とリモコンとして使える赤外線ブラスターとイヤホンジャックあり。+5000兆点したい。
下側面。モノラルスピーカー、USB-C。SIMトレイはmicroSDとSIMが1枚しか入らん仕様なので要注意!!!
ラウンド形状のおかげで横幅が抑えられていて手に馴染みます。177gと軽いのも地味にポイント高い。
色味が肉眼で見るのと若干ゃ違いますがフィルターかけてみると近づきました。
付属のケースは斬新で結構すき。
Snapdragon 675は快適?
TCLのフラッグシップモデルという位置づけにもかかわらずSnapdragon675というミドルクラスのSoCを搭載してます。Antutuのスコアは以下の通り。OPPO Reno 3Aで採用されているSnapdragon665よりやや上といった感じの性能です。
普段使い
Snapdragon675が思いの外優秀で快適に動作してくれます。スクロールのカクつきは最小限に抑えられていて、普段使いで困るようなことはほとんどないでしょう。
1つ気になったのがスクロールしたときにヌルっとした感じでキモかった(直球)。
ゲーム
ゲームの検証にワイがハマってるウマ娘をインストールしてプレイしてみました。決して遊べなくはないけど画面遷移のときの読み込みなどで少しもたつくときがあったので快適とはいえない感じでした。
軽い2Dゲームなら良さそうだけど、3Dゲームはちょっと厳しそうね。
エッジディスプレイで遊んでみるのは結構新鮮
エッジディスプレイの発色がヤバい!!!
このスマホの一番の目玉である6.47インチの有機EL湾曲ディスプレイを搭載しています。HDR10に対応。ノッチは水滴型で両側面が大きく湾曲していて美しいですね。
DxOMarkによると、同時期2020年発売の10万円級のスマホに肩を並べる83点という評価がされているみたいです。
あぁ^~
TCLがテレビで培った技術NXTVSIONが搭載されていて、SDRからHDRにアップコンバートする機能があります。これを有効にするだけで普段見ている動画やゲームも発色がクッソ綺麗になります。
生体認証
顔認証はインカメで爆速、指紋認証は画面内の方式であんま速い感じはしないけど精度的には全然悪くないです。
振ったり画面ONにしなくても認証位置に置けば認証できるのもいいね。
充電・電池もち
充電は最大18Wで普通。1時間半あれば満充電。ロック画面のアニメーションが楽しい感じになってます。
バッテリーに4500mAhを搭載しててSoCも省電力なんで、メイン端末としてハードに使ったわけでは無いけどけっこう持つ感じ。
ちゃんと4眼カメラ
カメラ横一列に4つ配置されてます。左から64MP標準、5MP低照度動画、2MP、16MP超広角の構成。レーザーオートフォーカスも備えています。
作例
緑など濃いめに出るため映える写真が撮れますね。超広角の色味が若干ゃ違いますが、ワイが写真取るのが下手くそなだけです。
ポートレート撮影はかなり離れて撮らないといけません。マクロ撮影はかなり寄れるのでそれなりに優秀かも。デジタルズーム10倍でねこが撮れました。
そんなにカメラに期待してなかったけどミドルレンジスマホとしては優秀な部類だとおもいます。作例にはない低照度の動画用レンズもあるけど結構暗めなとこでも明るく撮影できて実用的でした。
珍しいカメラの機能として、3つのレンズを同時に表示できます。
おまけ:TCL UIを見てみよう
TCLのスマホを触るのはこれで最初で最後かもしれないのでTCL UIについて触れていきます。TCL UIは簡単に説明すると素のAndroidと中華スマホのUIを融合しましたみたいな感じだと思ってもらえればいいです。
割とよくできていて設定項目も痒い所に手が届くため使いやすく、頑張っているのが伝わってきました。
Super Bluetooth
他にTCL PLEXにも搭載されているらしいですが、なんと4つまでのBluetoothオーディオを同時に再生させることが可能です。
Bluetoothスピーカーを4つ同時に鳴らしてデカ音を錬成したり、ワイヤレスイヤホンを4つ同時に接続して同じ音楽を聴くみたいなことができるわけです。いや、楽しすぎるが?
スマートキー・指紋のショートカット
本体左側面のスマートキーに機能を割り当てられます。
たくさんのショートカットから割り当てできます。アプリを開くのもできます。
指紋認証をして押したままにするとショートカットが現れます。
サイドバー
画面右端のタブをスワイプするとアプリのショートカットや連絡先に素早くアクセスできます。
スマホは定規です。エッジディスプレイをうまく活かせてますね。
Always On Display
AODのカスタマイズはミドルレンジのスマホだとよくオミットされがちなのですが、これはTCLのフラッグシップだけあってしっかりと搭載されてます。
ワイのお気に入りはエッジのギリギリまで表示がくるやつ。とてもかっこいい。
まとめ
いいところ
✅持ちやすくテンションが上がりまくりのやばいデザイン
✅最高に発色がきれいなエッジディスプレイ
✅高性能なフラットカメラ
✅TCL UIは想像以上に使いやすかった
✅中古が値崩れしててバカ安い
気になったところ
💔フラッグシップなのにSnapdragon675はもったいない
💔スクロールがキモい
💔充電・生体認証の速度がそこそこ
💔シングルSIM
💔若干ゃ翻訳が甘めな部分がある
感想:実はこれ傑作スマホかもしれん
デザインはかっこいいし、ディスプレイは綺麗だし、今どき珍しいフラットカメラはなかなかやってくれるし、使い勝手もいいしでこれはなかなかの傑作スマホなのでは?と思いました。
TCL、正直推せるぞ…!万人にはおすすめできないけど、オタクなら1度は触っておきたいスマホ。
それだけにSnapdragon675なのがちょっと残念。
だけどこんな素晴らしいスマホが中古で2諭吉以下で投げ売りされてるの、買うときはええやんって思ったけど、売るときにAndroid端末(一部を除く)の値崩れは恐ろしいな...と思った。